世界一読書好きな国民

日本大好き!五節句の会

2010年02月04日 00:39

ニコライってご存知?
通名、イワン・ドミートリエヴィチ・カサートキン といいます。




日本を愛したニコライは、日本についてこの様に語ってます。
「街頭に娘が二人立ち止まって、一冊の本の中の絵を見ている。一人が、また買ったばかりのものを仲良しの友達に自慢して見せているのだ。
その本と言うのが、ある歴史小説なのだ。

もっとも、この国では、本はわざわざ買い求めるまでも無い。実に多くの貸し本屋があって、信じ難いくらい程の安い料金で本は借りて読めるのである。
しかも、こちらからその本屋に足を運ぶ必要が無い。なぜなら、本は毎日、どんな横丁、どんな狭い路地で奥まででも、配達されるからだ。!

試みにそうした貸本屋を覗いてみるがよい、そこに諸君が見るのは、ほとんど歴史的戦記小説ばかりである。(それが長きに渡った内乱抗争の時代によって養われた民衆の、嗜好である)
しかも、手垢に汚れぬまっさらな本など見当たらない。それどころか、本はどれも手擦れしてボロボロになっており、ページによっては何が書いてあるのか読み取れないほどなのだ。

日本の民衆がいかに本を読むのかの明白な証拠なのである。」

「読み書きが出来て本を読む人間の数においては、ヨーロッパ西部諸国のどの国にも引けを取らない。(ロシアについては言うも愚かだ!)
日本の本は、もっとも幼稚な本でさえ、半分は漢字で書かれてるのに、それでなおかつそうなのである。
漢字の読み方を一通り覚えるだけでも三・四年たちまち経ってしまうというのに・・・。
それなのに、日本人は文字を習う事に真に熱心である。
この国を愚鈍と言う事が出来るだろうか?」

「ニコライの見た幕末日本」・・・・に、この様な事が書いてある。
沢山の外国人が日本人の識字の高さに驚いてますね。
幕末の江戸の識字率はほぼ、100%だと言われている。
女性まで読み書きが出来るのは海外から見れば、どんなに凄い事だったのか・・・あのイギリスでさえ当時の女性の識字率は45%程度と言われている。
これも、江戸時代が平和な時代だったからでしょう。

日本人の文化の高さが分かりますね。

ニコライ通名、イワン・ドミートリエヴィチ・カサートキン )1836年~1912年。
ロシア正教会の宣教師。日本ハリストス正教会大主教。
1861年(文久元年)、函館のロシア領事館付司祭として来日。
宣教活動に従事し、1912年東京で永眠。
神田駿河台の「ニコライ堂」で知られる。


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藤井厳喜さんのHP
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