前回は、直感の秀吉でしたが・・・。
今回は「新井白石(あらい はくせき)」の話をしてみたいと思います。

新井白石は六代将軍家宣(いえのぶ)に仕えた、頭脳明晰で朱子学、歴史学、地理学、言語学、文学と多岐に渡る儒教学者でありました。
宝永五年(1708年)イエズス会シドッチが、鎖国をする日本へキリスト教の布教にマニラから屋久島へと上陸した年でした。
シドッチたちは直ちに補縛になり、長崎で取り調べられ・・直ちに江戸に送られています。
そこでシドッチの尋問に当たったのが「新井白石」でした。
新井白石はシドッチの知識に付いては、天文・地理・科学など何を聞いても、知っている!。
それには、白石も驚いたようです。
しかし、肝心の宗教の事になると・・・なんとバカなのかと呆れ帰っている。
シドッチは自分が信仰しているは、偉大な全知全能の神だと言う・・・。
それに対して白水は・・・日本人としてこう考えたそうです。
「全知全能のそんなに凄い神様なら・・・何故、何千年も前に日本に来ていないのか?
今頃来る事自体が全知全能ではない証拠なのではないか?
これは、怪しい・・・眉唾だ!」
以上のように白石は、シドッチの知識に惑わされる事無く、シドッチの独善を見抜いたと言われてます。
非常に特異な日本人的直感で、シドッチの知識に位負けしていないところが面白いですね。(まぁ,へそ曲がりなんですね)
今から、300年前の話ですが・・・やっぱ、日本人の直感て凄いですね。
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